恵観だより

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アジサイの設えでお出迎え

今年は例年と比べ2週間ほど開花が早いアジサイ。

これまでとは装いを変え「蟹のつくばい」と「あずまや」を色々な種類やカラーのアジサイで設えてみました。

今日明日にでも梅雨入りかと報道されていますが、雨が降っても愉しめるのがアジサイの季節。

傘をさしてお気に入りの花手水を探して歩くもよし、軒下から眺めるのもよし、あずまやでまったりするのもよし。

この季節ならではの風情を愉しみにいらしてください。

アジサイシーズン中は7月11日(日)まで休まず営業いたします。※5月24・25は除く

ご来園をお待ちしております。

建物見学会に参加すると...

茶の湯を嗜んでいた恵観公。

この一条恵観山荘でも茶会が催されたと記録があります。

3月は釣り釜でお出迎え。文字通り天井から鎖で釜をつるした設えとなっております。

お釜の揺れる様に「春風」や「陽炎」を重ね風情を愉しむのだそうです。

3月の見学会は20日(土)と27日(土)の二日間のみで、見学会に参加された方しか観ることができません。

この時期ならではの景色となっておりますのでぜひご参加くださいませ。

※見学会は事前予約制先着順となっております。

 

 

おさい銭...

皆様がご来園の際、園内にある道祖神や招き猫にお供えいただきましたお金は

日本赤十字社に寄付させていただきました。

ありがとうございました。

冬枯れの中に...

昨年の紅葉はグラデーションから散紅葉までたくさんの方にお愉しみいただきました。

散り終わると、親方をはじめ庭師のみなさまが一斉にきれいにしてくれます。

笹の間から苔の上、雨どいや屋根まで。川床は石をひとつひとつ丁寧にハケで汚れを落とすという細かい作業があって落ち葉一つないお庭となります。

落ち葉一つない凛と張り詰めた空気の中のお庭を歩くと背筋がピンとなり心が洗われるようです。

 

雪や霜にさらされ寒風吹く冬は、植物にとって過酷なシーズンとなり冬場に咲く花木は

限られていますが、「薩摩紅梅」が例年より2週間ほど早く咲き出しました。

2月中旬頃には「白梅」も開花の予定です。

冬ならではの景色と「花手水」で皆様のご来園をお待ちしております。

お庭の景色

散った紅葉で吹き寄せのように演出しております。

緑の苔を覆うように敷き詰め、熊笹を引き立てています。

この時期だけの景色です。

 

12月7日現在

川沿いのモミジは8割程度の色づきで、まだまだ愉しめます。

 

 

秋を感じて

お庭のモミジも色づきはめ、例年通りいくと今月末がピークになるかと思います。

さて、一条恵観山荘の床には「兎と菊秋草」掛け、この時期ならではの設えを愉しんでいただいております。

軸:兎と菊秋草

画:土佐 光起(とさ みつおき) 江戸時代の土佐派を代表する絵師

大変好評いただいております建物見学会は事前予約先着順となっております。

秋の風情を愉しみながら見学会にぜひご参加ください。

芸術の秋 実りの秋 食欲の秋

10月に入ると季節はすっかり秋。

涼しくなって過ごしやすい季節になりました。

日本では よく「芸術の秋」「実りの秋」などと言われます。

過ごしやすい季節だと感受性が高まり物事に集中するのに適した季節だからかもしれません。

また、穀物や果物などの収穫が多くなり四季の中でも満ち足りて豊かな季節であるからと考えられます。

秋という季節は人の物心を掻き立ててやまないものです。

そんな時は「山荘建物見学会」で江戸時代の文化体験後、「かふぇ楊梅亭」であんみつセットなどいかがでしょうか?

見学会は重要文化財の内部を案内人が解説しながらご案内いたします。

かふぇ楊梅亭では滑川の原風景を臨みながら、自然の恵みを愉しむことができます。

花手水 はなちょうず

2年ほど前から始めた花手水。

今年はコロナ禍の影響で手水舎が使用できないため、鎌倉の寺社仏閣でも見かけるようになりました。

今まではアジサイや紅葉シーズンのみでしたが、老若男女問わず大変好評なので可能な限り続けていこうと思っています。

9月11日(金)の営業再開に向けて「何を浮かべようか」と模索中です。

庭園を散策しながらぜひ、花手水も愉しんでください。

※画像はアジサイや紅葉期のです。