茅葺屋根の燻蒸

先日、茅葺屋根の保存のための燻蒸作業を行いました。
昨年に続き、今年も実施。
昨年は炎天下だった記憶がありますが、今年は雨の中の作業となりました。

かつて茅葺屋根の下での生活では、囲炉裏で火を焚いていたため、その煙の成分が茅や木材をコーティングして、家屋の耐久性向上の役割を果たしていました。
火を扱うことのない生活になった現代において、まして日常生活の場ではない重要文化財建造物の中では、茅葺を守るため日々煙を起こすことは困難です。

そこで、煙を発生させて茅に送り込むという特殊な作業ををしてくださっている業者さんがいらっしゃいます。
株式会社茅葺屋根保存協会さまの「スーパーケムラー」です。

株式会社茅葺屋根保存協会さまwebサイト

火を出さず、良質な煙のみを、一度に何十日分もの密度で送り込むこのシステムは、特許技術ということで、全国の茅葺の建物、文化財を燻蒸されておられます。

この恵観山荘は、茅葺屋根の下に杮葺きの屋根も施されている構造のため、普通に屋内に煙を送っても茅に届きません。
ゆえにダクトを天井裏まで伸ばして、直接茅のところに煙が行くようにします。
全国の建物を見ておられる茅葺屋根保存協会さまでも、この二重構造は初めてということでした。
実に貴重で稀有な建物であることを改めて感じます。

今回の燻蒸で、また茅の寿命が延びてくれれば幸いです。
本当は、もっと頻度を上げて行った方がよいとのことなのですが・・・。

茅葺屋根保存協会さま、ありがとうございました。
また来年も宜しくお願い申し上げます。
実施中
実施中は近隣の方が火事と間違われないように看板を出します。

スーパーケムラ―
機関車のような炉

機関車のよう
クヌギの薪を焚いて良質な煙を作る

破風からの煙
山荘の破風から漏れ出る煙。(見にくいかと思いますが・・・)

鳥の巣と雨

今年の梅雨は、雨が降らず曇り空が続いている印象でした。
7月7日の新暦七夕の日は快晴で、記録的な暑さとなりました。

今日は久しぶりに朝からずっと雨が降り、梅雨空が戻ってきました。
そんな日に限って、庭の異常が見つかったりします。

山荘の前の庭に椿の枝が落ちており、不審に思って上を見上げると、松の木の高いところに大きな巣ができていました。
およそ足元に青い葉がついた枝が落ちている時は、鳥が巣を作っています。
鳥の姿は見えないのですが、モミジや松などの枝を圧し折って巣を作るあたり、大型のトンビかなにかではないかと推測します。

ちなみに鳩の場合は、枯れている小枝で、それらが足元に落ちている時は、やはり上に巣が作られようとしています。

巣が完成して卵など産み落とされてしまうと、巣を壊すのも気後れするので、早期に壊して他所で作り直してもらうべく追い払うのですが、当地の庭は住み心地がよいのか、何度も戻ってきて、同じようなところに作られます・・・。

これらの鳥の巣、雨除けのことはほとんど考えてないように思われます。
雨は平気なのでしょうか?

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