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月別アーカイブ: 2015年7月

見えない

7月になり梅雨空が続いておりましたが、本日久しぶりの快晴となりました。
雨が続いた後に晴れて暑くなると、山荘の施設では心配事がたくさん増えます。

見えないところからの自然の脅威です。

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ひとつは、この時期はキノコが大量に発生します。
キノコの本体は土の中。
出てきたものを除去するしかありません。
傘が大きなものは苔を押し上げてしまうので、元に戻すのも難儀します。
キノコ自体もすぐに大きくなっては、腐ってしまうので、すぐ取らないといけません。
毎年、見たことのないキノコが出るのは、ひそかな楽しみだったりもします。

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もう一つは、もぐら。
庭の中を縦横無尽に動き回っているようで、あちらこちらで土を掘り返して盛り上げてくれます。
目立たないところなら良いのですが、やはり苔を散らかしてしまうので、元に戻すのが難儀です。
写真のはわかりにくいのですが、バケツ一杯分くらい土を盛り返してくれることもあります。

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さらに、見えざる来客のネコや鳥。
ネコは用を足していかれることによって苔や草木が枯れてしまうことも困ってしまうのですが、それ以上に困ったことが爪とぎ。
御幸門のアベマキの柱をひっかき、茶席の縁側の材木をひっかき・・・。
これらは直しが聞かないものなので、草木をいじめられる以上に困ります・・・。

鳥はいつの間にやら松の枝におうちを作ってくれています。
居心地がいいのはよい庭と思うと誇らしい限りですが、剪定してもらっている松やモミジの枝をバキバキと折って作られるので、やはりこれも困ります。
松の枝は大事にしているので、折らないでほしいですが、鳥には言っても聞いてはくれません。

他にも虫害や雨害などなど、たくさん悩みは尽きません。

一方で、きれいなお花を咲かせてくれるのも自然の力。
全部ひっくるめて自然に感謝しながらも、人間のわがままを通させてもらって文化財を守る日々です。
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